
うちの子供は「勉強が嫌い」といって全然家で勉強しないので成績も悪く困っています。
どうすれば勉強させることができるのかわからない…
この記事では、このような子供の学習や学校の成績についての悩み解決の方法を紹介します。
「勉強が苦手」という子供は、どの様に「勉強が苦手」を克服すればいいのでしょう。勉強が苦手な子供の特徴と苦手になった原因を解説し、勉強が苦手な子供の克服方法と、親のとるべき行動、使える家庭学習の教材を紹介していきます。
『勉強が苦手』『勉強嫌い』な子供の特徴・共通点
「勉強嫌い」または「勉強が苦手」という子供には特徴があり、共通点があります。まず、そのいくつかを紹介します。
「勉強しなさい」と言われないと勉強しない、または言われても勉強しない(なかなか取り掛からない)
このタイプの子供は、「宿題しなさい」「宿題やったの?」と親から言われたときの反応が「後でやる」などといった反応をして、後回しにしてしまうタイプです。最終的にはやったとしても期限ギリギリになんとか始めるので、良い結果にならず、どんどん勉強が苦手になってしまいます。
勉強の時間が長い、なかなか勉強が終わらない(ただ机に向かっているだけ)
このタイプは、机には向かうものの集中力がなく、ただ机に向かっているだけのことがあります。注意しなければいけないのは、長時間勉強をしなければいけないことで、更に勉強が嫌いになってしまう事が考えられるのです。小学生のうちは、集中できる時間は長くないので、短時間で終わらせるほうが効果的です。
知らないことやわからないことがあっても、解決しようとせず、放置する
このタイプの場合、知らないことを疑問に思わない可能性があります。自分がわからないことに対して引っかかることがなく、目の前にわからないことがあってもスルーしているのです。なので、結果的に「何がわからないかが、わからない」という事になりがちです。
散らかしぐせがある、片付けるのが苦手(整理できない)
このタイプの子供には、2つの問題があります。まず、学習環境が整えられていない点です。そして、もう一つが思考の整理も苦手になっている点です。行動としては、プリントや教科書が整理されず散らかっていることが考えられ、思考のくせは、共通項などで物事をまとめたりすることが苦手になってしまいます。
勉強が苦手なタイプは、苦手だから勉強しない→更に苦手になる
子供に勉強が苦手なタイプの特徴を感じたら、早めに対応しないと勉強が苦手のループにハマってしまうかもしれません。家でも勉強していない様子だが、学校の成績も良くなく、テストの点数もいまいち等、実際に数値化されていることから、自分の子どもは勉強が苦手だと感じている。苦手だから勉強しない、勉強しないからますます勉強が苦手になる、という悪循環がおこってしまいます。
子供が『勉強が苦手』『勉強嫌い』になる原因
子供が『勉強が苦手』『勉強嫌い』になるのには、何らかの原因が有ります。はじめから勉強が嫌いな子供はいなくて、何かのきっかけがあって勉強が苦手・嫌いになる可能性が高いです。
家庭環境、学習環境による影響
家での環境が勉強に向いていない。そもそも保護者が指導をしていない場合や、ゲームやテレビなどの誘惑が多い場合、子供が自分から進んで勉強をしないことはよくあります。子供時代に楽しい遊びを優先して、宿題を後回しにするのは多くの人が経験するのではないでしょうか。勉強が苦手になるのは、そんなよくある些細な事がきっかけだったりします。
勉強に対する成功体験がない(少ない)
勉強を頑張ったり、テストで良い点をとったときにちゃんと褒めてもらえないと承認欲求も満たされず、勉強しても良いことがないと学んでしまいます。親はちゃんと褒めているつもりでも、忙しさから見逃していたことがあるかもしれません。また、親や家族とのコミュニケーションで新しい知識を手に入れる喜びを感じられない場合に、知らないことを調べたりする行動に至らない様になってしまうこともあります。
『勉強が苦手』な子供の苦手克服方法
勉強が苦手という子供でも、今から克服することができます。この、『勉強が苦手』の克服の定義は、子供が家庭での学習を自主的に行い、子ども自身が苦手意識を手放す事、保護者が子供の苦手意識を感じなくなる事です。
学習のペースや、理解度を知ることが大切
すでに学校の授業についていけなくなっているとしたら、「今から頑張りなさい」では難しいです。できれば、わからなくなった時点に戻ってすすめていく必要があります。学校の授業のペースについていけないのは『勉強が苦手』だからではなく、ペースが合わないことが理由かもしれません。わからなくなったポイントから勉強をすすめることが必要です。
家庭での学習環境、学習時間の確保
子供の家庭学習の時間をとってあげましょう。「勉強しなさい」と言ってもだめです。自然と勉強を始めることができる環境を作って下さい。例えば、子供が興味を持てるような教材や短期的な目標による達成感を感じるような環境です。ここで大切なことが、勉強中に気が散るようなものを子供の見える範囲から無くすことです。
勉強に対するマイナスのイメージも払拭する
勉強は苦手でつまらないもの、というマイナスのイメージを持っている場合は、知識をえることの楽しさを体験できるように、取り組みやすい教材などで勉強に対する認知を変えることから始めましょう。
少しずつでもよい、無理なく習慣化していく
勉強が苦手と感じている子供にとって、長時間の勉強はハードルが高いです。内容も取り組みやすいものにして、短時間で良いので毎日机に向かうことが大切です。時間は年齢などにもよりますが、最初は5分くらいからでもいいです。
苦手克服のために親がとるべき行動
子供の『勉強が苦手』の克服方法に大切なのが、親の行動です。教材や子供部屋の整備等以外にもやることは有ります。始めは労力がかかることもありますが、可能であれば考えて下さい。
子供の話に耳を傾けて聞く
「勉強しなさい」と命令されてもなかなか子供も素直になれない場合もあります。その前に、じっくり子供の話を聞いて、寄り添いそこから勉強を始めるように促していきます。親にとっては労力のかかる事かもしれませんが、自主的に学習習慣をつけるにはこれが近道です。
出来ている点をしっかり承認する
何より大切なことは、子供の話を承認する、ちょっとしたことでも努力や成果を逃さず褒めることです。ついつい出来なかったことに目が向きがちですが、出来たことを見るようにしましょう。テストの結果が良くないときに、出来なかった点を指摘するのではなく、出来た点を承認して、次はもっと頑張ろうという気持ちにしてあげることです。(テストの結果が悪いことを承認すると逆効果になりますから、『出来た点』を承認することが大切です。)
一緒に勉強する時間を作る
子供の話を聞くことからつながりますが、一緒に勉強を行うことも良い方法です。子供の勉強を見てあげる必要があるなら、それでもいいですが、親が勉強している姿を見せて手本となると、一緒に勉強をするようになりやすいです。これも長時間ではなく、集中して勉強することで短時間で終わることを教えてあげることが必要です。
他の子供と比較しない
これは、とるべき行動ではなく、やってはいけない行動ですが、他の子供との比較は行わない様にして下さい。意外と無意識にしてしまうことがあります。特にきょうだいがいる場合、「お兄ちゃんは出来たのに・・・」のようなセリフは、子供のなかにあるやる気を削いでしまうものです。
具体的な克服方法 【苦手克服に使える教材】
子供に家庭で勉強の時間をとるときに、何を使って勉強させるのかという問題が出てきます。学校の教科書でも良いのですが、そもそも授業についていけなくなっている場合、教科書での学習効果には期待が出来ないこともあります。
教材を使う 比較的ハードルの低い教材を選ぶ
教材には様々ありますが、無学年式の学習を行える教材などがおすすめです。無学年式の教材を使用すれば、つまずいた箇所から自分のペースで学習ができます。そのような、さかのぼり学習で理解度を高めることができると自信に繋がり、『勉強が苦手』の意識がなくなります。また無学年式の教材では先へ進むことも出来ますので、得意な分野はどんどん力がつきます。
【無学年式オンライン教材すらら】
その他の無学年式の教材
すらら以外にも無学年式を取り入れている教材がありますので、気になる教材は紹介記事をご覧ください。タブレット端末で学習するタイプの教材3種類と、算数に特化した教材である「玉井式KIWAMI AAA+数の極」、コーチングの手法を使った指導をしてくれるオンライン家庭教師の「ネット松陰塾」です。こちらから紹介記事がご覧になれます。
【まとめ】子供の『勉強が苦手』を克服する方法
勉強が苦手な子供には、それなりの原因が有ります。苦手だから勉強させても無理と決めつけずに、子供の話をしっかり聞いて寄り添ってみて下さい。決めつけで子供の可能性を潰すことがないように環境等を作ってあげると変わるかもしれません。どんな教材を使えばよいかわからない場合は、無学年式の教材で無理のない学習をしてみることをおすすめします。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。