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【解説】問題解決の3step|プログラミング的思考を使った問題解決アプローチ

無策や当てずっぽうで行動する事も、慎重になりすぎて行動が出来ない事もどちらも良くないですよね。今回は、物事を筋道立てて問題解決し行動するスキルの話です。大人も子供も身につけられる簡単な問題解決の思考法を紹介します。

まずはじめに、問題解決には型が有ることはご存知でしょうか。今回は、いくつか有る型の中でも比較的シンプルな問題解決アプローチの型(3step)の解説です。

2020年から始まっている小学校のプログラミング教育のねらいの一つにプログラミング的思考の育成があります。この問題解決のアプローチはプログラミング的思考共通する考え方になります。

問題解決のアプローチを3stepで考える

目的に対する問題を明確にすることがstep1です。step2は仮説を立てる。step3は解決策を実行することです。それぞれを個別に説明していきます。

【問題解決の3step】

  1. 問題提起
  2. 仮説立案
  3. 解決策実行

step1 問題を提起する

はじめに、解決するべき問題が何であるのか明確にする必要があります。
当たり前のことのように感じると思いますが、問題が何なのかを、より具体的にすることです。

例えば、『書けないペン』の問題を解決する場合、ペンそのもの場合と、書けないという行為に対する場合のどちらを問題と提起するのかによって、話が随分変わります。
筆記具が必要なのであれば、別のペンを用意すれば解決します。しかし、今、何かを書くわけではないが、お気に入りのペンのインクが出なくなっていることが問題の場合、インクの補充や交換、ペン先の修理などの対応が解決策になります。
ひとことで『書けないペン』と言っても、問題の所在によって解決方法が大きくかわります。まず、具体的な問題の提起をする必要があります。

問題提起は、具体的に行うことが必要

step2 仮説を立てる

この仮説を立て方が一番大切です。仮説を立てる場合、当てずっぽうではいけません。根拠をもって仮説を立てるようにして下さい。

根拠のある仮説を立てることで、解決策に説得力が生まれます。仮説が外れていた場合に、当てずっぽうだとただの失敗ですが、根拠の有る仮説を立てていれば、修正して次の仮説を立てやすくなり、再現性も生まれます。

仮説を立てるときは、根拠を伴った仮説を立てる

step3 解決策を実行する

仮説から解決策を導き、その解決策を実行します。仮説から導いた解決策なので、これで完了というわけではありません。実行と言いながら、これは検証という意味合いが強いです。問題が解決しない場合、この結果を考慮して再度仮説をたてるところから行います。当たり前ですが、問題が解決して始めて完了となります。複雑な問題であれば、この仮説から解決策のアプローチを繰り返し行う事になります。

解決策の実行は、検証のプロセスでもあるので、解決するまで仮説〜検証を行う

問題解決アプローチの注意点

step1問題提起 → step2仮説立案 → step3解決策実行  この流れが問題解決の3stepの型ということを紹介しました。この中でも大切なのが、step2の仮説立案のプロセスです。当てずっぽうで仮説を立てるのではなく、根拠をもって仮説をたてるようにして下さい。根拠を持たずに仮説をたてる場合、この問題解決の型を使う意味がなくなってしまいます。

問題解決アプローチを活用するには

この問題解決のアプローチを行うことで得られるメリットは、問題解決のスピードや精度が上がることだけではなく、論理的思考の癖をつけることも出来ます。

問題解決の練習方法

例えば『ペンが書けない』『水が出ない』『電気が点かない』などを題材に考えることが出来ます。身近なことから仮説を立てて考える習慣をつけてみて下さい。また、子供であれば、小学校のプログラミング教育で身につける『プログラミング的思考』がこのアプローチと同様のものです。プログラミング教育に力を入れてみるのも良い方法です。

プログラミング教育で、問題解決アプローチを身につける

文部科学省から出ている小学生に対するプログラミング教育の手引には「プログラミング的思考」を育むのが小学生へのプログラミング教育のねらいのひとつとされています。この「プログラミング的思考」が問題解決の思考法の教育です。

プログラミング的思考とは、問題解決型の思考方法

プログラミング的思考は、根拠を伴った仮説を立て、ねらった成果を得るための問題解決型の思考法です。

プログラミング教室の無料体験について

プログラミング的思考を身につけるには、プログラミング教室に通わせることも選択肢のひとつです。無料の体験入学など行っているところなどもあります。気になる方はこちらに記事をご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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